2017年の日本語教室の学習者(がくしゅうしゃ)による日本語スピーチ大会(たいかい)は、
あざみ野の山内地区(やまうちちく)センターで行われました。 2017.11.26
6か国の12人の学習者が、110人の聴衆(ちょうしゅう)の前で、スピーチをしました。
アトラクションでは、Mr.ケン・ホーによるマジックを楽しみました。
共催(きょうさい) : 横浜市青葉区役所(よこはましあおばくやくしょ)
: 横浜市山内地区(よこはましやまうちちく)センター
発表者(はっぴょうしゃ)の写真(しゃしん)をクリックするとビデオになります。
[ロシア] 筒井(つつい)ナタリア (日本に10年)
「私は 今 幸(しあわ)せです」
一年に1回(かい)ロシアへ帰ります。
今年も8月に1か月間帰りましたが、その間8歳(さい)の娘(むすめ)は3週間母親から離(はな)れて、いとこたちと過(す)ごしました。
日本の小学校に通っている娘(むすめ)が、ロシア語に囲(かこ)まれ一人で生活(せいかつ)できたことは、母親としてとてもうれしいことでした。
[コロンビア] ジョハナ・マルティネス (日本に1年6か月)
「コロンビアと日本の食べ物の違(ちが)い」
日本は春・夏・秋・冬があるので、色々な料理があります。
例(たと)えば、おでんは寒(さむ)い冬に食べます。でもコロンビアは熱帯性気候(ねったいせいきこう)で、四季(しき)がありません。
だから、季節(きせつ)で食べ物は変(か)わりません。
私はみそ汁(しる)や肉じゃがなどの日本料理をときどき作りますが、全部大好(す)きです。
[インド] アパーナ・ジェイスワル (日本に1年)
「日本で経験(けいけん)したこと、感(かん)じたこと」
日本に初(はじ)めて着いたとき、町田からタクシーで家へ向(む)かいましたが、途中(とちゅう)で事故(じこ)にあいました。
運転手が突然(とつぜん)発作(ほっさ)をおこし、車は家の門(もん)にぶつかって止まりました。
怖(こわ)い経験(けいけん)をしましたが、近くの人は私たちを助(たす)けてくれ、日本人は親切だと感(かん)じました。
[インド] ジャヤ・ジャダオ (日本に2年2か月)
「インドと日本の違(ちが)いについて」
日本では四季(しき)がありますが、インドでは冬・夏と雨季(うき)です。
夏の気温(きおん)は45℃にもなります。日本とインドの食べ物は、違(ちが)います。
インドのカレーは辛(から)く、種類(しゅるい)もたくさんあります。鎌倉(かまくら)の大仏(だいぶつ)は立派(りっぱ)ですが、
インドのパゴタのお寺(てら)も有名です。ぜひ、行ってください。
[中国] 趙 亜男(チョウ・ヤナン) (日本に1年7か月)
「日本での体験」
6月に江戸東京博物館(えどとうきょうはくぶつかん)に行きました.。
江戸(えど)の歴史(れきし)を学べる絶好(ぜっこう)の場所(ばしょ)だと思います。江戸(えど)時代の東京、江戸城(えどじょう)の大型模型(おおがたもけい)や江戸(えど)の町並(まちな)みの模型(もけい)、徳川幕府(とくがわばくふ)の仕組(しく)みの展示(てんじ)、当時(とうじ)の隅田川(すみだがわ)沿(ぞ)いの町のジオラマなど、とても印象的(いんしょうてき)でした。
[中国] 張 航天(チョウ・コウテン) (日本に1年)
「伝統文化(でんとうぶんか)を守(まも)る宮大工(みやだいく)への志(こころざし)」
私は大学院を目指(めざ)していても、人生に迷(まよ)っていました。
長い時間慎重(しんちょう)に考えた末(すえ)に、宮大工(みやだいく)を志(こころざ)すようになりました。
なぜなら、日本だけでなく中国にもたくさんの老朽化(ろうきゅうか)したり倒壊(とうかい)した伝統(でんとう)建築があり、修繕(しゅうぜん)が必要だからです。そしてマスターした知識(ちしき)を活(い)かして、日中交流(こうりゅう)のかけ橋(はし)になりたいと思います。
[インド] マデュリカ・マハパトラ (日本に2年7か月)
「日本での経験(けいけん)」
日本は特別な国です。
ほとんどの国では親が子供(こども)たちを学校へ送っていきますが、日本では小学生が一人で電車に乗(の)って学校に行っています。
日本は子供(こども)たちに、教室とトイレをきれいにすることを教えています。
また、自分のことを自分でするように教えています。
[ベトナム] ブオン・ティ・ヒエン (日本に1年6か月)
「美容(びよう)のこと」
夏、ベトナムでは女性は日焼(ひや)けしないようにマスクをつけています。
日除(ひよ)けのフードつきロングドレスを着ます。
日本では半袖(はんそで)を着ているのを見てびっくりしました。
私も日焼(ひや)け止めクリームを使うようになりました。私は日焼(ひや)けしたくない!
[中国] 于 栄華(ウ・エイカ) (日本に1年)
「自信(じしん)を持って出発する」
人生は一度きりの旅行のようですが、最(もっと)も重要(じゅうよう)なのは自信(じしん)を持つことだと思います。
私は日本に来ることがとても心配(しんぱい)でした。
でも、自分を信(しん)じて、仕事もやめて、主人のいる日本へ、5歳(さい)の娘(むすめ)を連(つ)れてやって来ました。
今は毎日が楽しいです。毎朝起きるとき、今日ももっと素晴(すば)らしい一日になると信(しん)じています。
[中国] 王 華英(オウ・カエイ) (日本に1年2か月)
「日中食文化の違(ちが)いについて」
日本料理は食材(しょくざい)の元の味を保(たも)つことを大事にしていて、
生(なま)で食べるか少し味付(あじつ)けして食べる特徴(とくちょう)があります。
中国の料理は調味料(ちょうみりょう)が日本に比(くら)べてとても多く、北の地方では油(あぶら)が多い温(あたた)かい料理、
南の地方では香辛料(こうしんりょう)のきいた辛(から)い料理が多いです。
[
アメリカ] 金澤 キャシー (日本に5年6か月)
「日本で暮(く)らして感(かん)じたこと」
今回(こんかい)2度目の来日ですが、来るたびにカルチャーショックを受(う)けます。
今回(こんかい)一番(いちばん)驚(おどろ)いたのは、日本人は働(はたら)きすぎだということです。
「過労死(かろうし)」という言葉(ことば)は英語にはありません。
日本人はもっとプライベートの時間を大切にして「過労死(かろうし)」などなくなればいいと思います。
[ベトナム] ディン・ティ・ハーイ・イエン (日本に1年6か月)
「ペットについて」
日本の犬はめっちゃ可愛(かわ)いーです。小さいし、毛(け)の色もすごくきれいです。
私は今犬と暮(く)らしたいのですが、ペットショップを眺(なが)めたら値段(ねだん)がめっちゃ高いですね。
時々道で服を着ている犬にあうときがあります。
走って行って抱(だ)きしめたいなと思います。
司会者(しかいしゃ)
[タイ] 藤田 ドゥアンカモン (日本に2年) (左)
[中国] 勇 嘉偉 (ユウ・カイ) (日本に4年) (右)
来賓 小出重佳 青葉区副区長 (中央)
中川一人 山内地区センター館長 (左)
講評者 翰林日本語学院 岸根彩子さん (右)
アトラクション
Mr.ケン・ホーのマジック